◎明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
明天的事明天再說
「明日」の読み方は常用漢字表では「あす」と表記されていますが、日常会話では「あした」の方が多く使われています。このことわざの「明日」は「あした」と読みます。
「明日」的念法在常用漢字表中被標記為「あす」、日常會話中「あした」較常被使用。這個諺語的「明日」被讀做「あした」。
今日どんな風が吹いたとしても、明日はまた別の風が吹く……今日どんなことがあったとしても、明日はまた別の成り行きになる…… “なるようになる” のだから成り行きに任せればいい……こう書くと何だか悲観的で投げやりで諦めのようにも見えます。しかし、このことわざが言いたいのはその逆です。
不管今天刮了什麼風,明天又會刮別的風……不管今天發生了什麼事,明天又會有別的事情出現……”總會有辦法的”,所以只要順其自然就好了……這樣寫的話總覺得很悲觀,看起來像是放棄了。 但是,這句諺語想表達的是相反的意思。
たとえ今日の風が強くても、明日は良い風が吹くだろう……たとえ今日がダメでも明日はきっと良いことがある……という明日への希望を含んだ意味があるのです。また、明日のことを心配しても仕方ない、明日のことは明日考えればいい……と、かなり楽観的なニュアンスもあります。
即使今天颳起逆風,明天也會吹來順風吧……即使今天不行,明天一定會有好的事情……包含著對明天抱持著希望的意思。 另外,擔心明天也沒辦法,明天的事情明天考慮就好了……也有相當樂觀的語氣。
その楽観性がストレス過多の現代人に受けて、この言葉を「座右の銘」に選ぶ人も多くいます。また何か不運なことにあった人を慰めたり励ましたりするときにもよく使われます。
這樣的樂觀性被壓力過大的現代人所接受,很多人選擇這句話作為“座右銘”。 另外,在安慰或鼓勵遇到不幸事情的人時也經常使用。
[由来]
1900年代初期に講談や落語の中で使われたのが始まりです。
その後、アメリカ映画「風と共に去りぬ(Gone with the wind)」(1939年製作、日本公開は1952年)
の中の主人公の台詞「Tomorrow is another day」が「明日は明日の風が吹く」と訳され一躍有名な言葉になりました。
更に、1958年石原裕次郎主演映画
「明日は明日の風が吹く」が公開され、同名主題歌と共に大ヒットして当時の流行語になりました。
[由來]
1900年代初期開始在日本講談和落語中使用。
在這之後,美國電影《隨風而逝》(1939年製作,日本上映於1952年)
中的主角的臺詞「Tomorrow is another day」被翻譯成「明天的事明天再說」,一躍成為了有名的詞語。
並且,1958年石原裕次郎主演的電影
「明天的事明天再說」上映,與同名主題曲一起大受歡迎,成為當時的流行語。
[例文]
※「明日は明日の風が吹く」。そう思えば、辛いことも乗り越えて行けるだろう。
※そんなに明日のこと心配ばかりするのはやめましょう。「明日は明日の風が吹く」、きっとうまくいきますよ。
※先々のことをくよくよ心配してもしょうがない。「明日は明日の風が吹く」くらいの気楽な気持ちを持った方がいいよ。
※今日の試合は負けたけど、「明日は明日の風が吹く」、落ち込んでいないで次の勝利を目指して頑張ろう!
※1回の失敗でいつまでも落ち込まないで、また挑戦してみようよ!「明日は明日の風が吹く」!
[例句]
※「明天的事明天再說」。 這樣想的話,痛苦的事情也能克服吧。
※不要那麼擔心明天的事情。 「明天的事明天再說」,一定會順利的。
※擔心將來的事情也沒辦法。 抱持著「明天的事明天再說」的輕鬆心情會比較好。
※今天的比賽雖然輸了,但是「明天的事明天再說」,不要失落,以下一次的勝利為目標加油吧!
※不要因為一次的失敗而永遠失落,再挑戰一下吧! 「明天的事明天再說」!