◎チョベリバ! どあほ!
「チョベリバ」は1990年代半ば、主に女子高生の間で使われた若者言葉です。「超ベリー・バッド(very bad)」を略したもので、現在で言えば、「サイテー(最低)!」とか「サイアク(最悪)」といったところです。人気ドラマの中で使われたこともあって、1996年の新語・流行語大賞のベストテンにも選出されました。その後完全に死語となりましたが、当時「チョベリバ」は「チョベリグ(very good)」「チョベリブ(very blue)」などと共に、街なかを飛び交っていました。なんとも不思議な光景です。
「チョベリバ」是1990年代中期,在女子高中生之間被廣泛使用的年輕人用語,
是「超ベリー・バッド(very bad)」的簡稱,用現在的說法就是「サイテー(最低)!」和「サイアク(最悪)」這種詞。因為在人氣的電視劇中有被使用過,所以被1996年的新語・流行語大賞選為最佳用語。在這之後便成為完全沒人在使用的詞語,但在當時「チョベリバ」和「チョベリグ(very good)」及「チョベリブ(very blue)」
等詞語,同時在街上被互相使用著
「チョベリバ」の「チョ」は「超(ちょう)」です。「超」は言葉の頭に付く接頭語で、後の言葉を強調する働きがあります。例えば、超特急、超満員、超能力などのように使います。この「超」が、1980年代の後半、「ちょー」や「チョー」に装いを変えて、若者言葉に転化しました。その代表傑作(?)が「チョベリバ」かもしれません。
「チョベリバ」的「チョ」是「超(ちょう)」的意思。「超」是接在詞語開頭的接頭語,有強調後面詞語的作用。 例如:超特急、超滿員、超能力等使用方法。 這個「超」在1980年代後半期,變成了「ちょー」和「チョー」,變成了年輕人用語。 其代表作(?) 可能是「チョベリバ」。
「チョベリバ」は死語になりましたが、接頭語「ちょー」「チョー」は今でもよく使われています。例えば、ちょーすごい・ちょー可愛い・ちょー嬉しい・ちょー暑い・ちょー気持ちいい、など形容詞に付く場合、また、ちょーむかつく・ちょー緊張する、など動詞に付く場合があります。
雖然「チョベリバ」已經變成了不被使用的詞語,但是接頭詞「ちょー」「チョー」現在也經常被使用。 比如說:ちょーすごい・ちょー可愛い・ちょー嬉しい・ちょー暑い・ちょー気持ちいい等形容詞、還有有時還會加上ちょーむかつく・ちょー緊張する等動詞。
但し、「ちょー〇〇」という言い方は、ビジネスやフォーマルな場では使わないでください。子供っぽく見られたり、下品に思われたり、場合によっては軽蔑の目で見られることもあります。友達の間での言葉に留めておいてください。
但是「ちょー〇〇」什麼什麼的這種說法、商業及正式的場合中請不要使用。會被看成是孩子氣、粗俗,根據場合的不同,有時也會被視為輕蔑的目光。請保持在朋友之間使用就好。
「ちょー」が若者言葉の接頭語なら、「ど」はオジサン言葉の接頭語です。
如果說「ちょー」是年輕人的接頭語的話、「ど」就是大叔的接頭語了。
「ど」は大阪発祥の言い方で、「ちょー」と同じく、後に続く言葉を強調する働きがあります。「どアホ」は「すごくアホ」という意味です。アホ(阿呆)は元々はバカを意味する大阪弁でしたが、今は全国で使われています。「バカ!」より「アホ!」の方に温かみを感じるのは、大阪弁の持つ独特の柔らかさによるものかもしれません。
「ど」是發祥於大阪的說法,和「ちょー」一樣,對於接續於後方的詞語有強調的作用。「どアホ」是「すごくアホ」的意思。 「アホ」(阿呆)原本是表示笨蛋的大阪方言,現在則被全國使用。 和「バカ!」比起來「アホ!」更讓人感到有溫度,也許是因為大阪方言所帶有的獨特的溫柔吧。
接頭語「ど」は主に形容詞や名詞に付きます。例えば、どぎつい・どでかい・ど下手・ど派手・どケチ・ど真ん中・ど根性・ど迫力・ど近眼・ど素人・ど演歌、などがあります。
接頭語「ど」主要接續形容詞和名詞。 例如: どぎつい・どでかい・ど下手・ど派手・どケチ・ど真ん中・ど根性・ど迫力・ど近眼・ど素人・ど演歌、等詞語。
但し、「ど〇〇」という言い方は相手を罵る場合があったり、基本的に品性に欠けるニュアンスがあるので、使うときは注意が必要です。
但是,「ど〇〇」這個說法有時也會用於辱罵對方,基本上有缺乏品質的語感,使用的時候需要注意。基本上是帶有較低俗的語氣、使用時要多加注意。