◎テキにカツ 敵に勝つ
靴を履く時、必ず右足から履くようにしている。家を出る時は左足から出ると決めている。デートの時は必ず黄色いハンカチを持って行く。試験の日電車はいちばん前に乗る。大事な会議の日は絶対にこの道を通って会社へ行く。
このような決め事を持っている人は意外に多いようです。これは良い結果が出ることを願って習慣的に行う行為です。以前良い結果が出た時そのようにしたので、それが習慣化したのかもしれません。根拠の無い馬鹿馬鹿しい話と言えばそれまでですが、本人にとっては大切な決め事なのです。
こういった行為を「験を担ぐ(げんをかつぐ)」また「験担ぎ(げんかつぎ)」と言います。
験担ぎは、特にスポーツ選手に多く見られます。
プロ野球選手「イチロー」は、開幕日の前夜は必ず好物の牛タンを食べ、当日の朝はクリームパンを食べたそうです。また、スパイクを履くときは必ず左から履いたという話もあります。
勝ち続けているあいだは髭を剃らないというのも、スポーツ選手によくある験担ぎです。昔、相撲の外国人力士「黒海」は勝ち進むうちに髭が顔を覆うほどに伸びてしまい、その剛毛が相手の力士に刺さるため、ついに相撲協会から髭剃りを命じられ、その験担ぎ自体も禁止されてしまいました。
験を担いで食べる食べ物の例を紹介します。
※鯛(たい) → 目出たい(めでたい)→脫穎而出
※昆布(こんぶ) → 喜ぶ(よろこぶ)→歡喜
※タコ → 多幸(たこう)→多福
※納豆・山芋 → 粘る(ねばる) →粘り強い (ねばりづよい)
※オクラ → 五角形(ごかっけい) → 合格(ごうかく)
※ネバネバ系 → Never give up(ネバーギブアップ)
受験や試合の前の験担ぎで、最も有名な料理はトンカツです。「カツ」は「勝つ(かつ)」につながるからです。
受験や試合の日の朝食は、験を担いでカツ丼やカツカレーが用意されたりします。豚カツの隣りにビフテキが並ぶ場合もあります。「テキにカツ」つまり「敵(てき)に勝つ」です。
穿鞋子的時候,一定會從右腳穿起。出家門的時候,決定先踏出左腳。約會時,必定會帶著黃色的手帕。考試那天要坐在電車的最前面。有重要會議的日子,絕對走這條路去公司。
像這樣有著個人例行公事的人意外的似乎很多,這是為了祈禱能有好結果的所做的習慣動作。因為在以前有好結果時這麼做,所以也變成習慣也說不定。雖說是毫無根據又荒唐的話,但對本人來說是超級重要的個人例行公事。
這一類的行為被稱做「験を担ぐ」又或是「験担ぎ」(意指因為做了有好事發生,而一再重複如此行為。)而験担ぎ在運動選手間特別常見。
據說職業棒球選手鈴木一朗在開幕賽的前晚,必吃最愛的牛舌,聽說當天早上也會吃奶油麵包,在來也有在穿釘鞋的時候,一定會從左腳開始穿的傳聞。
連勝時不會刮鬍子的傳聞,也是在運動選手身上常有祈運的行為。外籍相撲力士「黒海」在獲勝晉級的期間裡鬍子就長到可以把臉覆蓋住的程度,也因為粗硬的毛髮會刺到對手,最終由相撲協會下令要刮除鬍子,而這個祈運行為本身也被禁止了。
憑藉著自身對吃過食物的經驗來舉例介紹
※鯛(たい) → 目出たい(めでたい)→脫穎而出
※昆布(こんぶ) → 喜ぶ(よろこぶ)→歡喜
※タコ → 多幸(たこう)→多福
※納豆・山芋 → 粘る(ねばる) →粘り強い (ねばりづよい) →不屈不撓
※オクラ → 五角形(ごかっけい) → 合格(ごうかく) →通過、合格
※ネバネバ系 → Never give up(ネバーギブアップ)→永不放棄
考試和比賽前的祈運,最有名的料理是炸豬排。
「カツ」的發音有勝利的意思
考試和比賽的日子,吃的早餐是豬排飯和豬排咖哩飯。豬排的旁邊放著牛排也是常有的牛排的日文是ステーキ,「テキにカツ」也就是戰勝敵人的意思。