◎若い時の苦労は買ってでもせよ
(わかいときのくろうはかってでもせよ)
◎寧吃少年苦,不受老來貧
誰も苦労をしたいとは思いません。できれば楽をして暮らしたいものです。しかし、このことわざは、「若い時」と限定しているとはいえ、苦労をしなさいと言っています。しかも、お金を払って苦労を買うことまで勧めています。いったいどういうことでしょうか。
任何人都不會想吃苦。如果可以的話,大家都輕鬆地過著生活。這句諺語雖然只提到「年輕的時候」,但根本的義意在於鼓勵大家多多吃苦、多多努力,更甚至還勸告大家以金錢換取勞苦。這究竟是怎麼一回事呢?
このことわざの意味は、若い時にする苦労は必ず貴重な経験となって将来役立つものだ、ということです。「買ってでも…」は少し大げさな例えですが、それほどの価値があると言いたいのです。
這句諺語是要告訴大家,在年輕時經歷的辛苦,將會必定會成為寶貴的經驗,並為往後的人生帶來幫助。
「用金錢來換取」雖然是稍微誇示的比喻,但可理解為形容其價值的意思。
ここで言う「苦労」は、「努力」「挑戦」そして「失敗」に置き換えられます。若い時の努力や挑戦や失敗の経験は、自分を鍛え、成長させてくれます。逆に言うと、あまり苦労や失敗の経験が無いと、ひとつの失敗で立ち直れなくなったり、諦めやすくなってしまうかも知れません。
這邊所說的勞苦,是指「努力」、「挑戰」,也可以替換為「失敗」。年輕時的努力、挑戰與失敗的經驗,會歷練自己,使自己成長。反過來說,如果沒有太多的辛苦與失敗的經驗,可能就會因為一次的挫敗而無法再起,甚至容易直接放棄。
このことわざは、"手間や努力を惜しまず挑戦せよ、失敗してもその失敗の経験がより大きな成功に導くだろう"という若者への激励を表現しています。また、現在苦労している若者に対してのエールでもあります。
這句諺語也是要激勵年輕人,不要怕麻煩、不要吝於努力,勇於面對挑戰。即使是失敗的經驗,也能帶領自己邁向成功的道路。同時,這也是向傳達給正在奮鬥中的年輕人的加油聲。
英語や中国語にも同じような言葉があります。
在英文和中文裡,也都有和這句諺語類似的說法。
「Heavy work in youth is quiet in old age.(若い時の重労働は老いての平安である)」
「寧吃少年苦 不受老來貧」
「Heavy work in youth is quiet in old age.」(年輕時的勞苦換來老來時的平靜)
「寧吃少年苦,不受老來貧」
[例文]
※今は辛いかもしれないが、この経験が必ず将来に生きる。「若い時の苦労は買ってでもせよ」だよ。
※「若い時の苦労は買ってでもせよ」と言います。苦労があってこそ、後に人の痛みがわかるようになるでしょう。
※社長は若い時に大分苦労したようだ。口癖のように、"今の私があるのは若い頃の苦労のおかげだ、「若い時の苦労は買ってでもせよ」だよ"と言う。
※「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉もある。迷っているなら挑戦してみるといい。
※起業するか迷っていた私の背中を押したのは、「若い時の苦労は買ってでもせよ」という父の言葉だった。
【例文】
※現在可能很辛苦,但這個經驗一定會在未來發揮作用。也就是「寧吃少年苦,不受老來貧」啊!
※俗話說「寧吃少年苦,不受老來貧」。正因為自己經歷過辛苦,才能理解他人的痛苦吧!
※社長年輕時應該經歷了很多辛苦吧!因此總是把「多虧了以前的努力,才有現在的我」、「寧吃少年苦,不受老來貧」這些話掛在嘴上。
※有句話說「寧吃少年苦,不受老來貧」。如果還在猶豫的話,就挑戰看看吧!
※因為爸爸一句「寧吃少年苦,不受老來貧」,讓還在猶豫是否要創業的我下定決心。