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火事場の馬鹿力 - 十四山村日本語塾

火事場の馬鹿力

濱松市特色美食
2022-10-22

✨火事場の馬鹿力(かじばのばかぢから)
火災時的驚人力量、狗急跳牆
 
🔹馬鹿力とは、非常に強い力のことです。呆れてしまうほど強いということから、馬鹿力という面白おかしい言葉が生まれました。
🔸日文「馬鹿力(笨蛋之力)」意思是非常驚人的力量。因為力量太過強大而使他人看得目瞪口呆,所以誕生了「馬鹿力」這個有趣的說法。
 
🔹「火事場の馬鹿力」は、火事のときに、思いがけない大きな力が出て、重い物を持ち出したりすることから生まれた慣用句です。つまり、切迫した状況に置かれると、普段には想像できないような力を無意識に出す、ということを表しています。
🔸「火事場の馬鹿力」是一個慣用語,這句話源自於火災發生時,為了舉起重物而施加出乎意料的巨大力量。換句話說,這句話即表示當自己身處險境時,會不知不覺地發揮出平時無法想像的力量。
 
🔹確かに、緊急事態に置かれると、人間は普段では考えられないようなパワーを発揮する…という話は聞くことがあります。例えば、災害時、「タンスを背負って逃げた」「ひとりで重い金庫を運び出した」「寝たきりの人が家から飛びだした」とか。
🔸的確,聽說人類在處於緊急情況時,會激發出平時難以想像的力量。例如,災害發生時,「背上背著一個櫃子逃難」、「一個人搬得起沉重的保險箱」,「長年臥床不起的人突然憑一己之力逃出家門」等等情況。
 
🔹「火事場の馬鹿力」を科学的に立証しようとした人もいます。"人間の脳には身体を守るための「安全装置」が備わっていて、普段は100%の力が出せないようになっているが、緊急時は「安全装置」がはずれて、運動能力やエネルギー代謝を高める物質が分泌され、100%の力が出せるようになる" のだそうです。
🔸有人試圖證明「火事場の馬鹿力」是有科學根據的。人類的大腦有著保護身體的「安全裝置」,因為要保護身體不受傷害,所以平時無法發揮出100%的力量,但在緊急情況下,「安全裝置」會被解除,能增強運動能力以及代謝的物質被分泌出來,就能產生100%的力量。”
 
🔹「火事場の馬鹿力」はユーモラスな響きを持った言葉で、その場を和ませる効果もあります。また、自分のことで使う場合は、謙遜の気持ちを含めることもできます。
🔸「火事場の馬鹿力」是一句有著幽默感的慣用語,可以用以緩和現場氣氛。另外,也可以用在自己身上,帶有自謙之意。
 
✨[例文]
🔹息子は夏休みの最終日たくさんの宿題が残って呆然としていたが、火事場の馬鹿力で何とか翌日の朝までに終わったようだ。
🔸兒子雖然因為自己到了暑假最後一天還剩下一堆作業而呆住了,但憑著狗急跳牆還是在第二天早上前完成了所有作業。
 
🔹そんなに褒められるようなことじゃないですよ。火事場の馬鹿力でたまたま成功しただけです。
🔸這不是什麼多值得誇獎的事啦。我只是狗急跳牆,剛好成功罷了。
 
🔹締め切り前はいつも火事場の馬鹿力で乗り切ってます。
🔸我總是在截止日前一刻狗急跳牆完成工作。
 
🔹急に家具が倒れてきて足を挟まれた。普段なら絶対無理だが、火事場の馬鹿力で持ち上げることができた。
🔸家具突然倒下來壓到腳,如果是平時一定沒辦法,但我靠著狗急跳牆將家具搬了起來。
 
🔹ホテルが火事になって逃げようとしたら非常口の鍵が壊れていた。しかしまさに火事場の馬鹿力で鍵を壊してどうにか逃げることができた。
🔸旅館突然失火,但逃生門的鎖壞掉了打不開。不過靠著狗急跳牆撬開門鎖逃了出去。